劇団青い鳥ASOBO塾第10期生公演 「銀杏の樹の下で」公演報告

2019年5月25日 26日
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場

来年2回目の「東京オリンピック」を迎える日本。
初めてのオリンピックに高揚していた1960年代に子どもだった仲良しの5人が友だちの法事で久しぶりに集まる。
幼い頃からあった銀杏の樹の下で、昔話に花を咲かせているうちに “あの頃”が時空を超えて重なり合う。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機に驚き、畑仕事に精を出し、急激に変わりゆく世の中に漠たる不安を抱いていたあの頃…。
すっかり変わってしまったことも、やっぱり変わらないことも、全てが愛おしい。
前回のオリンピックを控えた1960年初めと二度目のオリンピックを目前に控える今が交差する。

~アンケートより~

過ぎてしまった事、もう会えない人、未来に希望を持っていた事、かなわなかった夢、不安だらけの中生きてきた事、色んな事を思い出しました。ダンスが終わって手を振っている皆さん、みんな可愛い子供のようでした。(30代 女性)

日常、何気なく過ごしている会話を、あんな風に演じているのを観て、みんな色々な思いをして生活しているんだなと思いました。とても感動しました。(50代 女性)

いつも感動で、終わった時、何とも言えない切なさと、希望と、懐かしさとか、色々な気持ちが味わえます。とても表現が豊かで物語に引き込まれます。すごくパワーを感じました。(60代 女性)

過去から現在へ銀杏を中心に、今のシリアスな現実もリアルで泣けました。最後の過去の写真と沖縄の歌と踊りでしめたところが、とても素晴らしかった。厳しい時代だけど一筋の希望が。(60代 女性)

一口で言えませんが「感動」!!(70代 女性)