「普通の人々」東京公演報告

劇団青い鳥ショートショートシアター
「普通の人々」
おかげさまで東京公演をもちまして全公演を終了いたしました。
コロナ禍にも関わらず劇場に来て下さった方々
さまざまな事情で劇場にはいらっしゃれずライブ配信で観て下さった方々
本当にたくさんの応援をありがとうございました。
心よりお礼を申し上げます。    

2015年東京を出発したこの作品は、2016年茨城県ひたちなか、大阪、鹿児島
2018年気仙沼、岩手県岩泉町・大槌町、2019年那覇を周り、2019年3月東京公演の予定でしたら、コロナに遭遇して1年延期。2020年2月に東京公演を終えました。
何かに導かれるように不思議な旅をした作品でした。公演を行ったところすべてに出会いと発見があり、本当にたくさんの人たちの力をお借りして実現出来ました。小さな奇跡の連続でした。
アベちゃん、スポーツ新聞を持った男、秘密をかかえた老夫婦、Sir.K、見城ちゃん、盲目の少年、コンビニの店員、老いた母親と息子・・・5つの物語に登場する人物はみんなせつなくて愛しい隣人たちでした。

2021年2月9日~2月14日
下北沢「劇」小劇場

作:天衣織女
演出:芹川藍
出演:天光眞弓 葛西佐紀 天衣織女

アンケートから

●年と共に涙もろくなっていますよね、確実に。普通の人々にこそ、人生がある。ラ・ヴィアン・ローズですね。(59歳・女性)

●すごく面白かったです。泣き笑いしてしまいました。ちゃんとした演劇を見るのは初めてだったので、これからたくさん見ようと思いました。

●ステイホームで感覚が鈍くなっていたので、5年前の公演より、いっそうヒリヒリと染みました。(60歳・女性)

●漆黒のお月様に大感動しました。涙がマスクを濡らして困りました。(57歳・女性)

●久しぶりに「普通の人々」に会いました。また、胸がいっぱいになりました。今日も「普通の人々」が一生懸命に生きている。私も生きている。私は全然カッコよくないけれど、勇気をもらって「よし」と自分に声をかけて、また明日から頑張ります。(58歳・女性)

●「現実は“起”だけだったり…」の言葉、なるほどと気付かされました。一瞬一瞬の大切さにも気付かされました。(31歳・男性)

●生着替えやお化粧にドキドキさせられました。小さな空間だからこそ、役者さんの表情やしぐさの幅広さを感じることができました。(31歳・女性)

●「普通」の人々と私の中の共通するものを探りながら観ていました。なぜ涙が出るのか…。今は分からないけれど、いつかの楽しみにとっておきたいです。(44歳・女性)

●どれもとても印象的でした。好きなのは4話。大好きなのは5話でした!(64歳・男性)

●冒頭のイスの取り合いが好きです。三人三様の朗読が好きです。……結局、全部好きです。(女性)

●「普通の人々」を見るのは2回目、1回目は東北で。1回目の印象と全くちがっていたように感じました。一瞬たりとも見逃せない、張り詰めたものを感じる時間でした。
今月4日に義母がなくなり、最後の場面では重なる思いがあって、苦笑いし涙しました。構えのないありのままが、気持ちを開放させてくれました。(59歳・女性)

●天光さんの「お母さん」、前回よりグレードアップしていて、反則です! 号泣です!!

●30数年ぶりに観ました。久々の下北沢はすっかり変わっていて、びっくりです。観終えて、歳をとるのも悪くないなぁと温かな気持ちで一杯です。(56歳・女性)

●鮮やかに一人一人の人が現れ、唯一その人そのものが現れ、物語に引き込まれました。それぞれの人物の笑い方、笑い顔、様々で、とても楽しかったです。(62歳・女性)

舞台美術・音響プラン:芹川藍
照明:久保田つばさ
音響:吉田望
衣裳:葛西佐紀
小道具:天光眞弓
舞台監督・演出助手:渡辺なほみ
技術監督:小林清隆
舞台協力:キーストーンズ
舞台スタッフ:稲田武士 村上勇作
音楽:長谷川哲史
予告・記録映像:高彩裕子
スタッフ:近内仁子
記録写真:前川健彦
協力:RYUCONECTION onkon
チラシデザイン:ORA
制作:長井八美 松田ひとみ
企画:劇団青い鳥
監修:市堂令
主催:青い鳥創業
助成:芸術文化振興基金
Special Thanks:井上満利子 尾林真理 鈴野久美子 福井晶子